カナタ

一体　僕は何様なんだ
傍観し浮遊し　現状を見下しては
決断を下している
本当の心は何処？

君は優し過ぎるから
そんな偉そうな僕の言葉さえ
感謝の意を告げる

なりたいのはこんな自分じゃない
冷えていく速度は　もう
誰にも止められないのか？

一体　僕は何様のつもり？
もうあの頃には戻れないのかな
でもあの日　君と願ったのは
紛れもない真実

君は優し過ぎるよ
僕の言うこと全部飲み込んでは
平気な顔で笑ってる

なりたかったのはこんな２人じゃない
平等とか不平等とか　もう
どうすればいいのかな？

誰に相談しても同じ
結局は　僕らの問題
他人の空事の物語なんか
演じている場合じゃないのに

君はどうして　そんなに
純粋なの？　優しいの？
疑わないの？　怖がらないの？
僕には分からない

会いたくないわけないのに
なぜこうも距離を取りたがるのだろう？
気持ちと頭が着いていかないのかな？

綺麗な嘘ばかり並べて
肝心の真実は闇に埋もれている

いい人になった気でいて
君を支配しているんだ
その罪の重さにも気がつけずに

ねぇ

僕は一体

どうすればいい？

I'll be there

君はいつも
私に「生きる意味」を与える

なんとなく生きてきた
私にとって
それはとてつもなく重いもので
すぐに受け入れることはできなかった

誰かのために生きたいと
願うことは簡単だけど
全てをただ１人に捧げるという
器用なことはできないよ

君はいつも
私に「存在する意味」を与える

ただあの空を飛びたいと
願っただけなのに
君だけのために私の時間を
凍りつかせることはできないから

全てを分け与えるのではなく

全てを分かち合いたいんだ

きっと私は
君がいなくても生きていけるだろう
例え景色の色がなくなっても
たった１人きりになっても

孤独さえも噛み砕いて
飲み込んでしまえるから

それを悲しいことだと受け止めないで
それでも私は
いつでも君の事を見つめている
どんなに遠くからでも
その手を握っているから

君はいつも
私に「希望」を見出している

君はいつも
私に「未来」を求めている

なんとなくでもいいじゃない
私にとって
それは温かく愛しいもので
全てを分け与えなくても
分かち合うことができるのなら

それも１つの愛の形でしょう？

Ever Lasting

君はいつも僕に優しくする
僕はそれを知っているから
余計に苦しくなる

でもね　本当は分かっているよ
君の嫌いな所も　好きな所も
２人繋いだ手の温もりも
こんなにも愛しいということ

好きなものを不器用なくらい
好きでいられたらいいのにね
目の前の君を信じてあげられたら
こんなにも苦しまなかったのかな？

伝えたい思いばかり溢れて
言葉にうまくできない
君の気持ちは痛いくらいに
この胸に流れてくるのに

きっと　これからも
こうして悩み苦しむのだろう
でもそれ以上に
希望とか愛を感じるのだろう

失敗した過去に縋りつかないで
僕を誰かと比べないで
気負わないで　気遣わないで
それをしてしまったら
僕の意味がなくなってしまうから

好きなものを不器用なくらい
好きでいられたらいいのに
目の前の君の温もりだけが
今の僕の道しるべだよ

Butterfly

いつもそうなんだ
始まりだと思っていたラインが
なんだかゴールのように思えてしまって
そこから先の世界が
色を無くしかカのように褪せていく

君は君のままなのに
目の前の君はいつまでも
でも　どうしてなの？
こんなにも心が掴めないなんて

本当は君の心はいつでも
僕の側にあったんだね
こんなにも近くに　ありきたりな場所に
きっと当たり前すぎて気がつかなかった

遠くばかりを見渡してしまって
肝心な場所を見落としていたのかもしれない

さんざん友達に愚痴ってもね
結局は「好き」っていうこと
君の嫌いなところもあるし
許せないこともあるけれど

今は全て笑い飛ばせる
好きな所　嫌いな所全部
抱きしめていけたら

誰かと比べられるのが
一番嫌いだって言っていたくせに
結局　周りと比べていたのは
他でもない私だったんだ

本当はね　君が思うより
私は強い人間じゃないよ
きっと　私が思うより
君も優しいだけじゃない

もう一度思い出してみよう
君と出会えた奇跡
あの時交わした約束は
決して嘘じゃないから　幻じゃないから