FINDING

月も星も見えぬ夜空に
しょうこりもなく　手を合わせる
こんな僕の願いなんて
もはや　天さえも見放してしまったのか？

今夜だけは　自分のために泣こうか

この世界のことなら
大抵のことは見てきたって
身のほど知らずの思い違いを繰り返し
でも　ほんの少しの壁にぶつかれば

ほらね　泣きべそかいている

寝ても覚めても　君のことばかり
何を犠牲にしても　思い通せる勇気
結局は　救われ　魅せられている
そんな自分に酔いしれてみたい

無駄に他人の顔色ばかりをうかがって
自分の夢を語る術さえ知らない
勝手に突っ走って　涙してしまう
僕をしかってみせてよ

今夜だけは　自分のために生きてみようか

この空の広さなんて
たかが知れていると
見栄を張って　嘘と虚像で塗り固めてみる
でも　ほんの少しでも願いが叶いかけると

目の色を変えて　天を仰いでいる

絶望でも希望でも　君のことばかり
同じ未来を　夢見る勇気
結局は　愛し愛され　溺れている
そんな自分になってみたい

今夜だけは　自分のために泣こうか

今夜だけは　自分のために生きてみようか

今夜だけは　がむしゃらに探してみようか

ぬくもり

初めて手を繋いで歩いた
あの日の手の温もり
今でも　しっかりと覚えている

あれから　どのくらいの月日が流れた？
あれから　どれくらいの夢を見てきた？
この想いだけは　こんなにも輝いているのに

どんな特別な日もいらない
側にいてくれるのなら
どんな贈り物も必要ないよ
約束してくれるのなら

それだけで　僕の生きる意味になる

現実に立ち止まった時
ふと　思い返してみる
何を求め　望んでいたのか
難しく考える必要なんてないんだよね

もし今ひとつだけ　願いが叶うのなら
僕は何度でも　同じことを願うだろう
決して叶わないと分かっているから
願えることなんだろうけど

どんな言葉でも表せない
心の奥底の感情
どんな表情でも伝えられない
溢れるこの気持ち

それが　僕の生きる意味なんだから

初めて手を繋いで歩いた
あの日の手の温もり
今でも　しっかりと覚えている


 

only

いつも　この場所にいる
君という存在が当たり前になった

だけど　気がつけば
君の優しい微笑みが
僕にとっての　救いになっていた

何気ない会話の一つ一つが
今になって　愛しく感じる

君が今　何に苦しんでいるのか
誰を思って悩んでいるのか
聞くことさえ　許されない僕だけど
ねぇ　それでも
辛いなら辛いと言って欲しい

僕はいつでも　ここにいるから

誰かを理解し想い合うことは
思う以上に難しいけれど

それでも　もう一度思い出して
君という存在は　一人しかいないこと
そして　誰かが君を求めていることを

何気ない視線を結ぶ度に
この心が高鳴っている

君が今　何に悲しんでいるのか
誰を思って立ち尽くしているのか
考えることさえ　おこがましい僕だけど
ねぇ　それでも
忘れないで　一人じゃないこと

僕はいつでも　ここにいるから

君のことを見守り続けているから

I...

ねぇ　あなたに何が分かるというの？
ふと目が合った瞬間に
全て　分かったような目をして
そんな滑稽さに笑えてくるわ

諦めたのかって？
嘆いているのかって？
疲れているのかって？
調子乗ってるのかって？

そんなこと　あなたに言われたくない

あなたはあたしを人付き合いが悪いヤツだと言う
じゃあ　聞くけれど
あたしが愛想よくして　笑っていたら
そこに私の居場所はあるわけ？

自分を偽ってでも
そこにいる価値はあるの？
もう　うんざりなんだってば
自分を犠牲することに疲れたの

全て投げ出してしまえば
ラクにはなれるけれど
きっと　世界はすぐに顔を変えるから
あたしは自分を見失いそうになる

辿り着きたい場所なんて
考えたことないけれど
自分の思う通りに生きるなんて
望んでもないけれど

だけど　もし
この叫びを聞いてくれるのならば

それでも　もし
この存在を受け入れてくれるのならば

きっと　あたしは泣いてしまうでしょう