if...

例えば　たった今世界が終わるとして
１つだけ願いが叶うと仮定しよう
そしたら　私は何を望むのかな

そんな妄想の答えさえ浮かばない
この心も頭も空っぽだから

例えば　来世でも覚えていられることが
１つだけあると仮定しよう
そしたら　私は何を覚えていたいのかな

そんな想像の答えさえ浮かばない
この心も頭も一杯だから

誰かに馬鹿にされたって
私は歩き続けていくしかない
やっと　見つけた居場所だから
やっと　見つけた方法だから
そんな簡単に諦めきれないよ

往生際が悪いといわれても
人は誰しも居場所なくしては生きれないから

例え話なんて　所詮は例えでしかないのに
それでも模索せずにはいられない
今とは別の道を探さずにはいられないんだ
比較したって　仕方がないのにね

終わってから　後悔したと気がつく事も
死んでから　死にたくないと思う事も
仕方がないだなんて言わないで
どうか　そんな事で泣いたりしないで

傷を傷で隠しても
そこから流れ続けていくだけ
忘れたくない記憶たちが
少しずつ　温かさを失っていく

それなら　いっそのこと
全てを抱きしめて歩いていこう
悲しみも痛みも苦しみも
ほんの少しの勇気と
心の隙間があればいいから

誰かに見下されたって
私は歩き続けて行くだろう
いつか　居場所を見つけるために
いつか　方法を見つけるために
諦めなければそれでいいから

be silent

「謝るくらいなら最初からしなければいいのに」

そう静かに君が呟いた

私はただただ顔をうつむかせて

力のない笑みを浮かべて顔を覆っている

全て砕け散ってしまえばいいのに

君への思いも　私への思いも

二人を繋がらせている全ての記憶たちも

全部　あの闇の中に葬り去りたい

君と出会うべき運命だったのならば

別れもまた当然の運命だったの？

それならば　どうして

二人の道は交わってしまったの

手に入れた分だけ

失うものがあるのならば

結局　私の手のひらには何が残ったのかな？

dark or night

いくら逃げても　逃げ切れない
黒い影は私を飲み込む
どこまで 追いかけて来るのか
涙も声も枯れ果てて
今では自分の居場所さえも分からない

そんな目で私を見ないで

聞かないで　問い掛けないで
今の私には何も思えない
光に縋りつく術さえ分からず
暗闇で足掻く哀れな私を
どうか救出して

あれからどれくらいの時間が
私を追い越していったのだろう

きっともう あの人たちは
諦めている 見下している
それでも構わない
私という人間をすり潰したって
何も生まれはしないから

そんな冷たい手で引き止めないで

笑わないで 悲しまないで
今の私にはなにも分からない
誰かの感情に反応することに疲れた私は
表情さえなくしてしまうのかな
ねぇ 連れ出して

意味なんて言葉
私には無意味なものだから
そんな壊れそうに笑わないで
こんな私にでも出来ることはあるの
ねぇ 教えて

いくら逃げても　逃げ切れない
黒い影は私を飲み込む
どこまで 追いかけて来るのか
涙も声も枯れ果てて
今では自分の居場所さえも分からない

Is it Ironic?

ねぇ　その目は何を語っているの？
何も言わないんじゃ　分からないよ
君のその期待に答えられなくて
心通じ合えなくて　ごめんね

でも　何もしないまま
お互いの気持ちを読む事なんて出来ないし
君が悲しそうに泣いていても
簡単に　励ます事も出来ない
それを分かって欲しいんだ　君だから

中途半端な優しさなんていらない
よけい虚しくなってしまうから
思いやりと同情の違いは何なの？
弱さと強さの違いは何なのだろう？

君にだけは見破って欲しい
本当の笑顔と　偽物の笑顔
自分でも知らず知らずのうちに
いくつもの表情を作り出してしまうから
君だけはいつの日も側にいて欲しい

君が僕に向ける　その瞳の意味を
理解してあげるためには
一体何が足りないのかな？

伝えて欲しい　言って欲しい
その君が思う意味の言葉の全てを

誰かの親切を素直に受け止められるような
そんな綺麗な人間じゃないし
君のその無言の中に隠された言葉を
聞いてあげられるような人間でもない

でも　何もしないまま
世の中を悲観しているだけじゃ変わらない
君の悲しそうに流す涙の意味を
分からないままなんて　嫌だよ
だから分かりたいんだ　君だから