MY WORDS~KEY~
友情、世間、感情、恋愛など、その時、その場所で、その人と感じたことを書き留めて、詞・詩にしています。感想、意見がありましたら、お気軽ににコメントしていって下さい。お待ちしています。
- 2025.04.20 [PR]
- 2008.02.19 言葉と感情
- 2008.02.15 黒髪
- 2008.02.15 待ち侘びて 邂逅ふ人よ 雨音に はや幾度目の 運命なりけむ
- 2008.02.13 「ごめんね」と「ありがとう」
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言葉と感情
心が通じ合うって
よく聞くけれど
言うほど簡単じゃないし
本当に 自分の気持ちが伝わっているのか
心配になってしまう
表情だけじゃ
伝わらないことだってある
ねぇ そうだよね
自分の言葉にして
相手の目を見て
言わなければダメでしょう
何かに包まれた言葉なんていらない
優しさとか悲しみとか
本当の意味を隠すための言葉なら
私は要らないよ はっきり言ってくれていい
でなきゃ きっとそのうち
君の言う言葉全てが
嘘にしか思えなくなりそうで
それが無理なら
せめて 笑って 泣いて
君の言葉に代わる心の感情を
私に見せて欲しい
言うほど簡単じゃないけど
本当に 相手の気持ち知りたいから
不安にならないように
その場しのぎの言葉なんていらない
愛想とか 悲観とか
君の偽りを繕うための言葉なら
私は聞きたくない それ以上言わないで
君の言葉にして
この目を見て
ありきたりな文章でもいい
表情だけじゃ
伝わらないことだってある
ねぇ そうだよね
待ち侘びて 邂逅ふ人よ 雨音に はや幾度目の 運命なりけむ
そう あの時も
ちょうどこんな土砂降りの
俄か雨に襲われて
この木の下に逃げ込んだよね
私はあなたのことを知っているのに
あなたは私のことを知らない
その事が無性に悲しくて
だけど 時間なんて必要なかった
あなたと私の間にあるものは
たったひとつだけ
もう決まっていたから
もう何度目の運命になるだろう
もう幾度 あなたの結末を見てきただろう
それでも 私は生き続ける
いつか あなたと共に生きる そのために
乾きかけたその髪に
時が過ぎたことを知る
だけど まだこの心は
あなたを求めて止まない
いつかは許してくれる日が来るのだろうか
いつかは語り合う日が来るのだろうか
次に会うときは 別の運命を開けるのかな
それとも また同じように
あなたを失ってしまうのかな
あなたは私のことを知らない
私もあなたの知らない
そんな頃に戻れたらいいのにね
そうしたら こんな苦しい思いも
しなくて済んだのかな
もう何度この運命を迎えただろう
もう幾度 あなたの背中を見送ったのだろう
そうして 私は生き続ける
いつか あなたと共に歩く そのために
何度 やり直したとしても
変えられない運命があるとしたら
それは こんな運命の事を言うのでしょうか
それでも 繰り返さずにはいられない
もう何度目の運命になるだろう
もう幾度 あなたの結末を見てきただろう
それでも 私は生き続ける
いつか あなたと共に生きる そのために
「ごめんね」と「ありがとう」
理由のない「ありがとう」なんてないのと同じ
君がそんな悲しそうに頭を垂れて
謝っているのは分かるけれど
ねぇ 一番私を締め付けているのは
君のその「ごめんね」と言う理由が
君自身ですら分からないということ
なら 謝らないで泣かないで
そんな一言で全てが終わってしまうほど
私たちを繋いでいた糸は脆くて細いもの
君が笑う理由もなく理由も
今では もう分からない
それ以上 聞かないで言わないで
全てを投げ捨ててしまいそうだから
意味のない「ごめんね」なんて虚しいだけ
意味のない「ありがとう」なんてただの嘘
今さら全てをやり直そうにも
もう全てがゼロになってしまったから
ねぇ 一番君を締め付けていたのは
私のこの「ごめんね」だったのかな
許されると思い込んでいた
浅はかな私を許して
こんな一言で全てが砕け散ってしまうほど
私たちを紡いだ言葉は重くて意味を持つもの
そのことを思い知らされて
今では もう戻れない
「ごめんね」も「ありがとう」も
なにより意味を表す言葉だったのに
いつの間にか私たちは
その言葉の持つ力に頼りすぎて
自分自身の心を見失ってしまったのかもしれない
それ以上 聞かないで言わないで
「ごめんね」も「ありがとう」も
今は言いたくない聞きたくないの