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こんなにも愛しいのに
こんなにも大切なのに

なぜ素直になれない？
なぜ手を伸ばせない？

もっと大きな声で
もっと大きな愛で
君の名を呼んでいたら
こんな今にはならなかったのかもしれない

理由なんて難しくないよ
ただそこにあればよかった
言葉も行動もいらなかったの

ただその頬を伝う涙が
あまりにも綺麗過ぎて
なんだか切なくなってしまった

もっと大きな心で
もっと大きな愛で
その涙を拭えていたら
こんな結末にはならななかったのかもしれない

ただ愛してると言えたら
ただ側にいれたら

きっと笑顔でいるから
きっと側にいるから

もっと大きな声で
もっと大きな愛で
君の名を呼んでいたら
こんな今にはならなかったのかもしれない

もうすぐ夏が来るよ
君と出会った季節が

もうすぐ夏が来るよ
君と別れた季節が

Heaven knows

ふと触れた　冷たい指が
僕の体温を思い出させる
君は僕に 僕は君に触れて
生きているんだと感じる

そんな当たり前のことなのに
君の瞳を見るだけで
なんだか 涙が溢れてくるよ

本当は何よりも誰よりも
愛したいはずなのに
心から素直になれなくて
また僕は君を傷つける

僕たちが残してきた足跡は
消して綺麗ではないけど
ふと振り返ってみれば
こんなにも光り輝いている

楽しいこと嬉しいことだけが
全てではないことを
君は教えてくれたから

本当は何を無くしても
守りたいはずなのに
心から素直に言えなくて
また君を悲しませる

本当は何よりも誰よりも
愛したいはずなのに
心から素直になれなくて
また僕は君を傷つける

beyond recall

ねぇ　進む道を見失った時
そっと立ち止まってみるんだ

今まで残してきた足跡が
いびつに光り輝いている

月日や人に押し流されて
変わってしまった僕が
言えたことではないけれど
あなただけは　あの頃のままでいて欲しい

笑顔も泣き顔もその生き方さえも
今は遠い記憶の向こうにある
きっと僕は忘れないよ

ねぇ　僕はどんな風に生きればいい？
どうやって呼吸して　笑顔を作って
正しいものを選んでいけばいい？

誰かに聞いたって答えは同じ
それなら　いっそのことあるがままに
生きてみたいと思うことは
間違っているのかな？

感情や痛みに押し流されて
自分を見失った僕が
言えたことではないけれど
あなただけは　いつまでもそのままでいて

無理に笑わなくてもいい　
悲しい時には素直に涙を流せるような
そんな心が今では懐かしい
本当のあなたは僕が知っているから

月日や人に押し流されて
変わってしまった僕が
言えたことではないけれど
あなただけは　あの頃のままでいて欲しい

 

END of the LABYLINTH

「もう　疲れちゃった」

そう君は脱力した笑みを浮かべて言った

僕はなんて答えればよかった？

「まだ進めるよ」って？

それとも

「もう止めればいい」って？

何が君にとっての一番だったのだろう？

いくら考えて分からないよ

君がふいに隠した　本当の表情
僕は見逃すはずもなく
なんだか　切なくて悲しくて
確信を持つ怖さを知った

君はもう誰かに甘えることもなく
ただ　自分の道を歩むことを決めた
難しい質問なんてしないで

僕はいつでもここにいるから

「君は何を望んでいるの？」

そう君は泣き出しそうな顔で言った

僕はなんて答えたかったのだろう？

「両手いっぱいの宝石」って？

それとも

「形にできぬもの」って？

何が僕にとっての一番だったのだろう？

いくら考えても分からないよ

だって

本当に何もいらなかったんだもん

ただ　君がそこにいてくれたら

ただ　ただ

それだけでよかったんだよ