揺れる気持ち

あなたは泣きたくなるほど
誰かを愛したことがありますか
手に入れたなにかを
犠牲に出来るほどに
自分を捨てることができますか

結局　人は誰の思い通りにもいかぬもの
自分の気持ちを知っているのは自分だけ
思い込みとか妄想とかで塗り固めても
そこにあるのは冷たい現実だけ

揺れる私の気持ちを決めるのは
他でもない君の気持ち
それ以外の言葉なんて信じない
当てもない噂に構ってられない
目に見えぬ耳に聞こえぬ真実こそが
私がなによりも望んでいる君の姿

あなたは憎みたくなるほど
誰かを恋しくなることがありますか
夢でしか会えない
決して現実では見えない
忘れたいのに忘れられない

それを分かっているのに君に会いに行く
君と目を合わせるたびに確信に変わっていく
君は夢の人の代用品なんかじゃなくって
君という人間を愛しているんだって

揺れる君の不安の心を断ち切るのは
他でもない私なんだ
それ以外に出来る人なんていない
本当は泣いて叫んで伝えたい
君のことが何より誰より好きだったって
涙と後悔の波に押し流される前に

君の無機質な瞳に写る自分を見る度に
過去の後悔とか悔しさが思い起こされて
膝をつきそうになるけれど
君の涙か笑顔を見るまでは立っているわ
ねぇ　だから君の気持ちを聞かせて

揺れる私の気持ちに決着をつけたいの
それが出来るのは
他でもない君なんだよ