cross

ねぇ　もう疲れてしまったよ
考えることも　感じることもよそう
ただ　目の前に流れて行く景色が
色を失くして　無に還っていく

全てが終わってしまえばいいと
望むことの　愚かしさと虚しさが
頬を伝う雫となって　この地に傷跡を残す

僕は一体　なんのために生まれてきたの？

時間の流れ行くままに身を任せ
辿り着くその先には
どんな景色が待っているのだろう？
期待とか絶望とか　その全てを超えて
この心で受け止めることが出来るのかな？

世界が壊れゆくのを眺めている　この場所は
僕の望んだ結末なのだろうか？
それとも単なる始まりなのだろうか？
ねぇ　僕には分からないんだ

一人きりじゃ　歩けない
一人きりじゃ　夢見れない

誰に手を貸すのでもなく
誰に手を貸してもらうでもなく

時間の流れ行くままに身を任せ
辿り着いた　この場所に
僕は一体　何を感じればいい？
君にはどんな風に　映っている？

世界が壊れゆくのを　ただ眺めている
こんな場所で
終焉だとか破滅だとか
そんなものを　ただ傍観している