Yours sincerely

遠く　遠く　
どこまででも続く道
移り行く景色と人々に
押し流されていく日々

見たこともない世界
聞いたこともない声
後ろの方で鳴り響く音に
私は耳を塞いでしまう

ねぇ　それでも
私は１人じゃないということに
気がつかせてくれたから
どれだけ　季節が廻っていっても
私は私のままでいれる

だから
先程まであれほど
気になっていた音さえも
君と話していれば
なにも怖いことなんてなかったんだ

遙か　遙か
向こうの方で霞む風景
変わり行く時代と人々に
ふと涙がこぼれる日々

想像したこともない世界
理想とは違う世界
生き急ぐことをせかす声に
私は目を閉じてしまう

ねぇ　それでも
君という光に出会えたから
この世界も悪くはないよね
どれほど　日々が過ぎていっても
君は君のままでいてほしい

だからかな
先程まであれほど
雑音だと思い込んでいた音も
君が教えてくれたら
なんだか優しく聞こえるんだ

とても大きな光で包まれて
全てを任せてもいいと
思えてしまうけれど

私は私の足で歩いていかなきゃ
いつか私自身の何かを見つけられるように
だから　温かい眼差しのままで
見守っていてね

still

他愛ない会話
他愛ない表情

今では　それすらも
思い出せなくなって

全て忘れてしまったら
一体　この体には
何が残るのだろう

何もかもがキラキラしていた
あの頃の思い出が眩しくて
今の僕の足元がぐらつく
奇跡なんて起こせないよ

もう　後戻りできない
場所まで来てしまったんだね

姿を見ることさえ
声を聞くことさえ

今の僕には　それすらも
恐くなってしまって

このまま　逃げてしまったら
一体　この道の先には
何が待っているのかな

何もかもが優しく吹きぬけた
あの頃の風が懐かしくて
叶うはずもない願いを抱いて
奇跡を期待してしまうんだ

他愛ない会話
他愛ない表情

今では　それすらも
愛しくて　悲しくて

全て忘れてしまったら
一体　この体には
何が残るのだろう

same windows

あの日　あの場所から
それぞれの道を歩き出して
まだ　そんなに時間は経っていないけれど

それでも　こんなに懐かしく感じるのは
あれから　ずいぶん歩いてきたからかな？

変わったところもあれば
変わっていないところもある
時間は一体　僕たちに
なにをもたらしたのかな

毎日じゃなくてもいい
毎年じゃなくてもいい
何十年後かにも　こうして
笑って話し合えたらいいな

同じ景色を見て
同じ思い出を作って
歩いてきた僕たちも
今では　別々の道を生きている

許せないと思った過ちも
忘れられないと涙した過去も
今では　笑いながら思い出せるよ
時間は多くのものを押し流して
僕たちの心を清めてくれるんだね

それでも　たまに奥底に眠る傷がね
こうして　疼くことがあるんだ

その時はどうか隣にいてほしい
たわいない話で笑っていて
そして　あの頃みたいに叱って
大丈夫だって思えるから

毎日じゃなくてもいい
毎年じゃなくてもいい
何十年後かにも　こうして
笑って話し合えたらいいな

is this WORLD?

いつもと同じ景色

いつもと同じ空

いつもと同じ人

なにも変わらないのに

なにもかもが変わらなさすぎて

時々　急速に

現実に冷めてしまうの

全てが馬鹿らしくて滑稽で
　
笑い飛ばして　投げ出してしまいたくなる

次の瞬間　目が覚めるの

これが今　私が生きている世界なんだって

そして　また何もなかったかのように

平然な顔をして　戻っていく

だって　前に進めと言ったのは

あなただったでしょう？

ただ　前を向いて歩けと言ったのは

いつの間にか後ろを向いてばかりいた

あなただったでしょう？

だから　私は歩き続ける

ただ　前だけを向いているの