君となら

泣き虫な君は
誰かに縋ることばかり覚えてしまう
私が少し突き放してみたら
ほらね　また意気地なしになっている

こんな私に出来ることなんて
ほとんどないよ　たかがしれてる　
結局は君自身の手で
扉を開けていかなきゃいけない

現実はいつだって
僕たちを地に叩きつけるから
希望とか明日とか滑稽な夢
だけど　君となら
そんなくだらない夢を見てみるのも
悪くないかもね

君は今　何を思っている？
僕は今　何を思っている？
　
もっと胸を張って
自分を邪魔するものを
はねつける勇気を持てたら
もっと　素晴らしいのだけれど

こんな僕たちに出来ることなんて
何があるのかな　何を残せる？
結局は僕たち自身の手で
軌跡を残していかなきゃいけない

理想はいつだって
僕たちを地に縛り付けるから
絶望とか過去とか滑稽な痛み
だけど　君となら
そんなくだらない痛みを分かち合うのも
悪くないかもね

現実はいつだって
僕たちを地に叩きつけるから
希望とか明日とか滑稽な夢
だけど　君となら
そんなくだらない夢を見てみるのも
悪くないかもね

明日

もう　後悔する事なんてなにもないよ
過去を振り返る必要もない
ただ　未来を夢見ていればいいんだ

君はいつも昨日を思い返しては
ひとり　傷ついてしまうから
ねぇ　そんな悲しい顔しないで
いつもの笑顔を見せてほしい

でもね　泣きたいときは泣けばいい
抱え込まなくていいから
そのために僕がいるんだ
そして　いつか涙が乾いたら
ふたりでまた歩き出そう

もう　悩む事なんてなにもないよ
自分を責める必要もない
ただ　明日を見据えていればいいんだ

under the way

もういい加減に言ってしまえばいい

ただの偽善者だってこと

本当は誰かの不幸とか幸せとか

ただ傍観して楽しんでいたいだけ

物語を読む読者のように

目の前で繰り広げられる

悲劇や喜劇を見て

笑っていればいい　泣いていればいい

そして　そのトリックを知ったふりして

自己満足しているんだ

君たちが思うほど

私は綺麗な人間じゃないよ

分かってないのは

私だけなのかな？

impair

同じ時間を共有しているはずなのに
遠くに感じていく心
携帯電話を握る手が震える

君はどんな風に思っているのだろう
ねぇ　私はどう思えばいい？

君のようにロマンチストじゃないし
未来を夢見るような性格でもない
熱が増していくと同時に
私の心が冷たくなっていくの
叫び声にもできないほどに
君を抱きしめる腕がきつくなる

引き寄せあうように出会ったはずなのに
運命を恐れる心
伸ばした手が力なく落ちる

私はどんな風に笑えばいいのだろう
ねぇ　君はどう思っているの？

私は滑稽なリアリストだし
過去をいつまでも引きずる性格でもない
私と誰かを重ねてみたって
同じようにはなれないわ
私には私の輪郭があるし
誰の鍵でも開けない扉もある

でも　そうね
君が望むのなら
いっそのこと色も形も
全て同じにしてみようか

それで　跡形もなく消滅できたら
どれだけ綺麗な最後を迎えられるだろう

だって　私はもう
ひび割れているから
君の理想像を映してみても
そこには歪んだ姿しか見えないの

それだけは忘れないでいて