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ねぇ　もう戻れないよね
いくら後悔したって無理なんだ
砕け散った君の心を寄せ集めるのは
僕ではもう出来ないのかな？

心に消えない傷跡を負わせたまま
別れる事なんてしたくなかったけど
時間という鈍い凶器は少しずつ
僕たちの心をすり潰していった

僕は背負っていくよ犯した罪の全てを
君に負わせた傷の深さだけ
この世界の汚れを心に刻み込んで
ねぇ　お願いだなんて言わないけど
どうか泣かないで絶望しないで

もう　戻れないんだね
あれだけ輝きに満ちていた過去も
今では冷たい現実を凍りつかせている
そう思うのは君もでしょう

決して癒えることない傷を互いに負って
例え許しあったとしても
それが足かせになることは避けられない
僕たちの未来を削っていく

僕は償っていくよ犯した罪の重さの全てを
君のせいなんかじゃない
この世界に生まれ出会った意味はあるんだ
ねぇ　お願いだなんて言わないから
どうか臆さないで諦めないで

許してほしいだなんて言えない
罪を犯した事実を
なにより知っているのは僕だから
それでも愛していると思えてしまう僕を
僕はどうしようもなく許せなくなる

僕は一体どうすればいいのかな？
互いの束縛に動けなくなった僕たちは
目を合わせることなくすれ違って
何事もなかったかのように扉を開けた

自分の何気ない過ちで、相手を傷つかせてしまったのに、その痛みにさえ気がつけないで、平然と笑ってしまった自分が、今でも許せなくなるときがあります。それに自分が気がついた時に、自分が受けた傷も深いと思いますが、自分が傷つけてしまった相手の傷はもっと深いものだと思います。

人はどうしようもないくらいに単純で

どうしようもないくらいに傷つけやすく

どうしようもないくらいに傷ついてしまう

そんな生きものだと思います。いくら謝ったところで、お互いの傷は癒えることはないでしょう。ただ、時間が解決してくれるのを待つことしかできません。でも、時間という力は大きいものだと思います。それで何かが解決できるのも事実だと思います。