君が望むもの

君の汚れのない笑顔は
いつだって　僕の心を揺さぶるから
君の望むもの全てを
叶えてあげたいと思ってしまうんだ

でも　実際は
そんな力　僕にはどこにもなくて
君が選んだ道を
笑顔で見送るしかないんだ

誰かを恋しいと思う気持ちを
止めることなんて出来やしない
他の誰かが責める権利なんてない
ねぇ　そうでしょう

同じ過ちを繰り返すのが恐いんじゃない
同じ道を選ぶ勇気がないんじゃない
それでも　僕は
君と同じ道を歩めないから
きっと　君だって分かっている

君の目指す夢に比べれば
僕の存在なんてちっぽけなもの
だから　後ろなんて振り返らず
前だけを向いて歩いてほしんだ

今の僕には
君を引き止めることさえ出来ないから
そんな臆病な僕を
どうか笑い飛ばして

自分の幸せを願うことは
悪いことなんかじゃない
他の誰かに否定される必要なんてない
ねぇ　そうだよね