黄昏の君

子供の頃　何度も夢見たよ
そこはとても輝かしくて
光に満ち溢れていたんだ
期待と未来だけをこの胸に抱いていれば
いつかは辿り着けると信じていた

ワケを聞かれても答えられず
理由を添えても意味不明で
それでも僕たちは走り抜けていた
傷を負っても構わなかった

過ぎ去る季節の中で
僕達は一体何を手に入れたの
でもなにより大切なことは
たった１つの事をどうしようもないくらいに
追いかけて愛していたということ

いつの日も忘れない
いつの日も忘れたことないから

あの時あれだけ嘆いた痛みも
いつの間にか消えて
ふと気がつけばそこには
幸せな思い出ばかりだったりだなんて
簡単には言えないかもしれないけど

行き先を聞かれても答えられず
目指す場所なんてどうでもよくて
ただ僕たちは今を生きていた
何も得ずとも何かを見つけていたんだ

行き来る季節の中で
僕たちは一体何を失ったの
気がつかないうちになくなるもの
それはたった１つの事をどうしようもないくらいに
追いかけて愛していたということ

弱さを隠したいんじゃない
欲しいのは壊す力じゃない

子供の頃　何度も夢見てた
そこはとても輝かしくて
光に満ち溢れていたんだ
期待と未来だけをこの胸に抱いていれば
いつかは辿り着けると信じていた