そんな、あなたが。

あなたが好き。
勇気付けるように叱って　
花のように笑ってくれる。
そんな、あなたが。

「なにか気になることでもあったの？」

「君が行くのは、そんな道じゃないでしょう？」

「そんなに急がなくても、ゆっくりでいいよ。」

「でも、確実に前に進んでいっているよ。」

あなたの体温はとても暖かくて
触れるたびに　私が人であることを思い出す
あなたの背中がとても大きくて
私の全てを預けられる　たった一つの拠り所

あなたが好き。
時には一人で歩かせて
時には苦しいほどに抱きしめてくれる。
そんな、あなたが。

「昔を見るより、未来を見たほうが君らしいよ。」

「苦しいのなら、苦しいって言えばいい。」

「君が無理するのを見ると、僕も辛い。」

「大丈夫。きっと、君なら辿り着ける。」

あなたは痛いほどに優しくて
壊れそうな笑顔で私の全てを包み込む
きっと　あなた以外にはいないでしょう
こんな私を分かってくれて　受け止めてくれるのは

あなたが好き。
いつも私のことを想ってくれて
罪で穢れた　私を全てを許してくれる。
そんな、あなたが。

あなたに会えるのなら
この世界を生きるのも悪くない
そして　行くよ　約束の場所へ
あなたが好きだから。

これからも。

ずっと、あなたのことを
想っています。

笑って。

ねぇ　笑って。
君の笑顔を見ると
すごく救われた気がするの

君の一つ一つの仕草が愛しくて
どうしようもないくらいに
私の心を優しく包み込むの
こんなにも君が大好きなのに。

ねぇ　笑って。
それだけでいいの
君が側で笑っていてくれたら

早く早く毎日が過ぎ去ってほしい
そうすれば　すぐに君に会える
言葉を交わしても　手を繋いでいても
君の笑顔が一番大好きだよ。

ねぇ　笑ってみせて。
君の笑顔だけが
こんな私を救ってくれるんだよ

蕾

ねぇ　もう諦めたはずなのに
それでも目で追ってしまうのは
君のことが好きだからかな？

友達のままでいいと
そのままがいいと
笑って言えたはずなのに
でも　やっぱり　君が気になるの

この手をのばすよ
たとえ届かなくても
君の笑顔がそこにあるのなら
きっと　意味のあることだから

今思えば　私は君のこと
ほとんど知らなかったんだね
ほんの少しでもいいから話して

君があまりに眩しいから
全てを受け入れるから
つい　甘えてしまいたくなる
そう　やっぱり　君が好きなんだね

この思いを捧げるよ
たとえ報われなくとも
君がそこにいてくれるのならば
それだけで　私は救われるんだ

いつか　二人の思いを
打ち明ける日がくるのなら
迷わずに言えるのかな　言ってくれるのかな
たった一言「好きだよ」と

どれだけの時が流れても
どれだけの記憶が消えていっても
君と笑って過ごせた　あの瞬間だけは
いつまでも色褪せないでほしい

この手をのばすよ
たとえ報われなくとも
君がそこにいてくれるのならば
きっと　意味のあることだから